
「恋愛をしているのになぜか苦しい」「相手のことばかり考えて自分の生活の中心が彼/彼女になってしまう」「恋人がいないと不安で仕方がない」そんな悩みを抱えていませんか?これらの感情があなたの日常に当てはまる場合、それは「恋愛依存症」の可能性があります。
私は、恋愛は、本来「人生を豊かにし、心を満たしてくれるもの」だと思っています。しかし、相手への執着や不安が強くなりすぎると、それは依存となりやがて自分自身を苦しめる原因となってしまいます。恋愛に依存することで、自分の幸せを相手に委ねてしまい、健全な生活や人間関係を築くことが難しくなることもあります。
本記事では、恋愛依存症の特徴や症状、原因を詳しく解説しそこから抜け出すための具体的な克服方法をご紹介します。恋愛に振り回されず、自分らしい幸せを手に入れるための第一歩を踏み出しましょう!あなたが今よりももっと自分らしく、充実した恋愛を楽しめるよう専門的な視点からお届けしていきますね。
1.恋愛依存症の特徴
恋愛依存症の特徴は、以下のようなものが挙げられます。

恋愛依存症で見られる症状
- 相手のことを四六時中考えてしまう
恋愛依存症の人は、恋人のことが常に頭から離れず。仕事や趣味、友人との時間など、他の活動に集中できなくなります。スマートフォンを頻繁にチェックし相手からのメッセージの有無に一喜一憂することが多いのも特徴です。 - 恋人中心の生活になる
友人との約束をキャンセルしたり、仕事や勉強を後回しにしたりするなど恋人を最優先にしてしまう傾向があります。恋人との時間が減ると不安を感じ、どんな状況でも相手のそばにいたいと強く願ってしまいます。 - 見捨てられ不安が強い
相手が少し冷たくなっただけで「嫌われたのではないか?」と不安になり、過剰に機嫌を取ろうとすることがあります。相手が自分を愛しているか常に確認したくなり「本当に私のこと好き?」と何度も聞いてしまう人も少なくありません。 - 自己肯定感が低く、恋愛によって満たされる
恋愛依存症の人は、自分に自信がないことが多く恋愛を通じて自己価値を感じようとします。恋人に愛されることで自分の存在価値を実感し恋人がいないと「私はダメな人間だ」と感じてしまうこともあります。 - 恋愛に執着しすぎる
一度好きになった相手に強く執着し、たとえ相手が不誠実だったり、自分を傷つける行動を取ったりしても離れられないというケースが見られます。また、過去の恋愛を引きずり次の恋に進むことができないこともしばしばみられます。
恋愛依存症がもたらす弊害とは?
恋愛依存症に陥ると、生活や人間関係にさまざまな悪影響が生じる用になります。
以下によくある弊害を記載します。
- 日常生活への支障
恋愛に意識が集中しすぎると仕事や学業に対する集中力が低下します。相手のことが気になり、スマホを頻繁にチェックしてしまったり、連絡を待つあまり他のことが手につかなくなったりすることがよくあります。結果として、業務のミスが増えたり、評価が下がったりすることも少なくありません。 - 人間関係の悪化
恋人中心の生活になることで、友人や家族との関係が疎遠になりがちです。長く付き合っていた友人とも途端に疎遠になり、恋愛が終わってしまった時に孤独を感じることもあります。それにより、恋人に対する嫉妬心や執着が強くなり、束縛しすぎて関係が悪化していくこともあります。 - 精神的な不安定さ
恋愛依存症の人は、恋人の態度によって気分が大きく変動する傾向があります。相手が優しくすると安心し、冷たくされると絶望するなど、精神的に自分の精神が安定しにくくなります。感情の起伏が激しくなることで、結果的に恋愛関係や人間関係が長続きしづらくなります。 - 自己犠牲による疲弊
恋人に気に入られようとするあまり、過度に相手に尽くしてしまい自分の意見や希望を抑え込むことがあります。
結果、相手の言うことに従いすぎてしまい、自分自身を見失ったり、最後には精神的に疲れ果ててしまうこともあります。ここまで行くと、私生活や仕事にも影響が出る場合が多いです。
健全な恋愛との違い
恋愛依存症と健全な恋愛の違いは、「自分の人生の中心がどこにあるか」によって分かれます。
健全な恋愛では、お互いが自立した関係を築けている状態です。
恋愛依存症では恋人がいなければ自分が成り立たないと感じるのに対し、健全な恋愛では、お互いの人生を尊重し支え合う関係を築くことができます。
例えば、健全な恋愛では以下のような特徴が見られます。
- お互いの時間を尊重し、友人や趣味の時間も大切にできる
- 連絡が少なくても不安にならず、自分自身の時間を楽しむことができる
- お互いが対等な関係を築き、一方が過度に尽くしすぎることがなくバランスが取れている
- 相手がいなくても自分の価値を見出せる
一方で、恋愛依存症の場合は、相手の一挙手一投足に感情を左右され自分の幸せを恋人に委ねてしまう傾向があります。
その結果、自分らしさを失い恋愛そのものが苦しいものになってしまうのです。
2. 恋愛依存症のチェックリスト20選

恋愛依存症は、自覚しにくい傾向があります。なぜなら、恋愛に夢中になること自体は決して悪いことではなく「恋をしているからこそ当然の感情」と思い込んでしまうことが多いからです。しかし、恋愛に依存しすぎると知らぬ間に自分の生活が崩れ、人間関係や心の安定が損なわれることがあります。
ここでは、恋愛依存症の具体的な症状をチェックリスト形式で紹介します。ここに当てはまる項目が多いほど、恋愛依存症の傾向が強い可能性があります。自分の恋愛スタイルを振り返りながら一つずつ確認してみてください。
1.恋人のことが常に気になり、生活に支障をきたしている
恋愛依存症の典型的な症状の一つは、恋人のことが四六時中頭から離れないことです。
・「仕事や家事に集中できない」
・「作業中にスマホを何度もチェックしてしまう」
・「何をしていても恋人のことが気になってしまう」といった状態が続いていませんか?
こうした状態が続くと、仕事のミスが増えたり、勉強の効率が下がったりと日常生活に支障が出てしまいます。
2. 恋人の機嫌を優先し、自分の感情を抑え込んでしまう
・「相手が怒るのが怖くて、いつも機嫌を取ってしまう」
・「本当は嫌なのに、恋人に合わせて行動してしまう」
・「自分のやりたいことや食べたいものが伝えられない」
・「恋人のしたいこと=自分のしたいことになる」
このように、恋人に嫌われないように過剰に気を使い自分の気持ちを抑え込んでしまっていませんか? 恋愛依存症の人は、相手に嫌われることを極端に恐れ、無理にでも相手の希望を優先しがちです。
それが続くと「自分が感じていること、やりたいこと」が分からなくなり、最終的に「相手の思考や好み=自分の思考や好み」となってしまい違和感に気が付かなくなるようになっていきます。
3.相手の気持ちを過度に気にしすぎて不安になる
恋愛依存症の人は、恋人の言動に敏感に反応しがちです。
・「恋人からちょっと冷たい返事があると、急に不安になったり冷められたかと思う」
・「LINEの既読がついたのに返信がないと、嫌われたのではないか、なにか隠し事をしているのではないかと思う」
・「恋人が不機嫌だと、自分もどん底までテンションが落ちる」
相手の顔色や反応をうかがうことが異常なまでの習慣になり自分のメンタルも相手に依存していくようになります。
4.恋人と連絡が取れないとパニックになる
- 「恋人からの返信が遅いと、気が気でなくなる」
- 「LINEが来ないと、不安になって何度も何度もメッセージを送ってしまう」
- 「電話に出ないと、5回以上連続で電話をかけてしまう」
常に相手と連絡をとっていたい、連絡が取れないと極度な不安になるのも恋愛依存症の良くあるサインです。健全な恋愛では、お互いのペースを尊重し連絡がない時間も安心して過ごすことができます。
5.恋愛がうまくいかないと自己価値が下がると感じる
- 「恋人がいないと、自分には価値がないと感じる」
- 「恋愛がうまくいっていないと、自分は必要な存在でないと感じる」
- 「意中の人に好意を向けてもらえないと、生活全てが意味のないものに感じる」
恋愛依存症の人は、恋愛/好意=自分の価値と感じることが多くあります。
そのため、恋愛によってメンタルがアップダウンしやすく時期によって性格が変わるようなこともあります。
6.友人や家族より恋人を優先しすぎてしまう
- 「友達との予定よりも、後から入った恋人との予定を最優先してしまう」
- 「家族との時間を犠牲にしてまで恋人と会おうとする」
- 「急に友達付き合いが億劫になる」
恋愛に夢中になるのは悪いことではありませんが、他の人間関係がおざなりになる傾向にあります。
そのため、恋人がいない時間に猛烈な孤独を感じたり、恋人から離れようとしても周囲との関係が希薄であることから助けを求めることができない、人間とのつながりが無くなる恐怖が勝り離れられないという状況に陥りがちです。
7. 一人で過ごすことが苦手で常に誰かと一緒にいたい
- 「恋人がいないと、落ち着かない」
- 「一人の時間が耐えられず、誰かと連絡を取りたくなる」
一人でいることに強い不安を感じる人は、恋愛に依存しやすい傾向があります。
8.過去の恋愛を引きずり、前に進めない
・「元恋人のSNSをチェックしてしまう」
・「失恋を引きずり、新しい人間関係を始める気になれない」
・「過去の恋人の異性関係のいざこざが、新たな恋にも関わらず頭にフラッシュバックし不安になる」
恋愛依存症の人は過去の恋愛に強く執着しがちです。
過去の恋を引きずりすぎると、新しい出会いに前向きになれなくなります。
9.恋人がいないと強い孤独感や絶望を覚える
- 恋愛依存症の人は、恋人がいない時間極端に寂しく感じてしまう傾向があります。
- 「恋人が仕事や趣味で忙しくしていると、自分が放置されているような気持ちになる」
- 「このまま関係が終わるのではないか?」と不安に駆られる
健全な恋愛では、お互いが一人の時間を持つことも大切ですが、恋愛依存症の人はその時間を「孤独」と感じてしまうのです。そのため、恋人と離れている時間を埋めるために、無理に連絡を取ろうとしたり他の異性に頼ろうとしたりすることもあります。
10.自分に自信がなく恋人に依存しないと不安
- 「恋人がいないと、自分の価値がない気がする」
- 「自分は魅力がないから、恋人がいないと人として見捨てられてしまう」
このように感じることはありませんか? 恋愛依存症の人は自己肯定感が低く、自分に価値を感じられないため、恋人からの愛情によって自己評価を保とうとします。しかし、こうした依存の姿勢は、相手にとっても負担になります。「自分を愛してくれないと生きていけない」「ずっと一緒にいてくれないと嫌だ」というプレッシャーを相手に与えすぎると、逆に関係が悪化してしまうこともあります。
11.相手が自分なしで楽しんでいると嫉妬してしまう
恋人が友人と遊んでいたり、一人で趣味の時間を楽しんでいたりすると、強い嫉妬を感じることはありませんか?
「私がいないのに楽しそうにしているなんておかしい」
「なんで私よりも友達との時間を優先するの?」
このような感情が強くなると、相手の行動を制限したり無理に自分との時間を増やそうとしたりしてしまいます。しかし、恋人にも自分の人生があり、あなた以外の人と過ごす時間も大切にしています。健全な関係では、お互いが個々の時間を楽しみながら適度な距離感を保つことが重要です。
12. 恋人の要求に無理してでも応えようとしてしまう
恋愛依存症の人は、相手の機嫌を損ねることを極端に恐れるため恋人の要求にはどんなに無理をしてでも応えようとします。
- 「夜中でも呼ばれたらすぐに駆けつける」
- 「金銭的な要求にも応えてしまう」
- 「この人を支えられるのは私しかいない!と思いたとえ無理なお願いでも断れない」
こうした行動は、一見すると献身的に見えますが、実際には自分自身を犠牲にしてしまっていることが多いです。無理をして相手に尽くし続ける関係は長続きしにくい傾向にあります。
13. 相手が自分を愛しているか常に確認したくなる
- 「本当に私のこと好き?」
- 「私のこと、どれくらい大切?」
- 「もう嫌いになったんでしょ?」
こうした質問を頻繁にしてしまう場合、恋愛依存症の可能性があります。相手の愛情を確かめたくなるのは自然なことですが、過度な確認は相手に負担をかけてしまいます。「好きって言ってくれないと不安」「毎日愛を確かめたい」という欲求が強くなりすぎると、相手が息苦しさを感じてしま、関係が悪化してしまうこともあります。
14. 過去に束縛が激しい恋愛をしていた
恋愛依存症の人は、過去の恋愛でも束縛が激しかったり相手に過剰に依存していたりすることがよくあります。
- 「常に相手の居場所を把握していた」
- 「友達と遊ぶのを一歳禁止したことがある」
- 「相手のSNSを常に監視していた」
こうした経験がある場合、あなたは無意識のうちに「恋人をコントロールしないと関係が終わってしまう」と思い込んでいる可能性があります。しかし、束縛が強い恋愛は、お互いの自由を奪い結果的に破綻しやすくなります。
15. 恋人のSNSを頻繁にチェックしてしまう
- 「今誰と一緒にいるの?」
- 「新しくフォローした異性は誰?」
- 「この投稿いつ誰と一緒に撮ったの?」
このように、恋人のSNSを頻繁にチェックし相手の行動を監視してしまうのも恋愛依存症の特徴の一つです。SNSでの投稿をチェックしすぎると、不安や嫉妬が増幅され精神的に疲れてしまうことがあります。
16. 恋愛以外の目標を持つことができない
恋愛依存症の人は、人生の中心を恋愛に置いてしまい他の目標や夢を持つことが難しくなります。
- 「趣味を持ちたいと思っても恋愛以外に興味が湧かない」
- 「仕事やキャリアよりも恋愛が最優先」
- 「将来の夢や目標について考えると全て恋愛が絡んでしまう」
人生の目標には恋愛以外の要素(仕事、趣味、自己成長など)がバランスよく含まれることが理想 です。恋愛が全てになってしまうと、恋愛がうまくいかなくなったときに人生そのものが崩れてしまう危険性があります。
17. 別れた後にすぐ次の恋愛を求めてしまう
恋人と別れたばかりなのにすぐに次の恋愛を探したくなる人は要注意です。
- 「寂しくて耐えられないから、すぐに次の相手を見つけたい」
- 「だれかと一緒にいないと落ち着かない」
- 「誰かと一緒にいないと安眠できない」
このような傾向にある人も恋愛に依存している証拠です。
恋愛が終わったときこそ自分と向き合い一人でも満たされた時間を過ごせるようになることが大切です。
18. 相手に依存することで自分の価値を感じる
恋愛依存症の人は、自分の価値を「恋人がいること」で証明しようとする傾向があります。
「恋人がいる=私は魅力的な人間」
「恋人がいない=私は価値がない」
このように、自分の存在意義や魅力を、恋愛の有無で判断してしまうのです。そのため、相手が冷たくなったり喧嘩をしたりするとまるで自分の価値が否定されたかのように感じてしまいます。
しかし、本当の価値は恋愛の有無で決まるものではなくあなた自身の生き方や考え方によって決まるものです。 恋人がいてもいなくても、あなたの魅力は変わりません。自分自身の価値をしっかりと認められるようになることが恋愛依存症の克服への第一歩です。
19. 相手の些細な行動で不安になり、疑いを持ってしまう
恋愛依存症の人は、相手の行動に対して過敏に反応し不安を感じやすい傾向があります。
- 恋人がLINEの返信を少し遅らせただけで「何か隠し事をしているのでは?」と疑ってしまう。
- 相手が異性の友人と話していると浮気をしているのではないかと不安になる。
- いつもと違う言動をされると「なにかあるのでは?」とネガティブに考えてしまう。
こうした疑いが積み重なると、相手に対して必要以上に問い詰めたり監視するような行動を取ってしまうことがあります。しかし、これは相手にとって大きなストレスとなり、信頼関係を壊す原因になりかねません。
健全な恋愛では、お互いの信頼があるからこそ相手の行動に対して過剰な不安を抱かないものです。些細なことで疑うのではなく、相手を信じることの大切さ を意識してみましょう。
20. 恋人を美化しすぎて、欠点を見ようとしない
恋愛依存症の人は、恋人に対して過剰に美化する傾向があります。
- 「恋人の悪い部分が見えても無理に正当化してしまう」
- 「周囲からの忠告があっても『彼(彼女)はそんな人じゃない』と信じ込む」
- 「明らかに自分を傷つける言動があっても『この人以外に自分を愛してくれる人はいない』と思ってしまう」
「恋は盲目」と言いますが、こうした思考はモラハラやDVの関係に発展するリスクを伴います。恋愛においては「好きだからこそ、相手の欠点も受け入れる」ことは大切ですが「欠点を見ないふりをする」こととは違います。恋人を過剰に理想化することは、結果として自分自身を傷つけることにつながる可能性が高いので注意が必要です。
3. 恋愛依存症になってしまう原因

恋愛依存症は、単なる性格の問題ではなく 「過去の経験」や「心理的な要因」が深く関係している」 ことが多いです。
「なぜ私はこんなに恋愛に依存してしまうのか?」「なぜ相手がいないと不安になってしまうのか?」
その答えを見つけるために、恋愛依存症を引き起こす代表的な 4つの原因 を詳しく解説していきます。
自分に当てはまるものがないか、確認しながら読み進めてみてください。
幼少期の家庭環境の影響
恋愛依存症の多くは、幼少期の家庭環境 に大きな影響を受けています。
特に以下のような家庭環境下では恋愛依存になりやすい傾向があります。
- 親からの愛情を十分に感じられなかった
- 「親が忙しくてあまりかまってもらえなかった」
- 「両親が厳しく、常に期待に応えようと頑張っていた」
- 「兄弟ばかり可愛がられ、自分は愛されていないと感じた」
こうした経験を持つ人は、「誰かに愛されたい」「認められたい」という思いが強くなり、
大人になってから 恋人に過度な愛情を求める傾向 があります。
- 親の愛情が不安定だった(過保護 or 放任)
- 「親が気分によって態度を変える人だった」
- 「子どもの頃は甘やかされたが、大人になると突き放された」
- 「親からの愛情が気まぐれで、常に機嫌を取らないといけなかった」
こうした環境で育った人は「愛されることに不安を感じやすい」 ため、恋愛においても相手の気持ちを過剰に気にする傾向があります。その結果、恋人の機嫌を伺ったり見捨てられることを極端に恐れたりする恋愛依存になりやすくなります。
過去の恋愛経験によるトラウマが原因になるケース
過去の恋愛が 恋愛依存症の引き金 になっていることもあります。
- 過去にひどく傷ついた恋愛を経験した
- 「元恋人に浮気をされたことがある」
- 「突然別れを告げられ精神的に立ち直れなかった」
- 「好きだった相手に一方的に拒絶された経験がある」
このような経験があると、次の恋愛で 「もう二度と同じ思いをしたくない」 という不安から、
恋人にしがみつくような恋愛行動をとりやすくなります。
- 恋愛経験が極端に少なく、過去に大きな失敗がある
- 「過去にほとんど恋愛をしたことがない」
- 「最初の恋愛で大きく傷つき、それを引きずっている」
- 「誰かに好かれる経験が少なく、恋愛が貴重なものだと感じている」
恋愛経験が少ない人ほど「この恋を失ったら、もう次はないかもしれない」 という不安を抱えやすく、
恋人に依存する傾向が強くなります。
自己肯定感の低さと恋愛依存の関係
自己肯定感が低い人は「自分は愛される価値がない」と思い込んでしまう ことが多いです。
- 「私なんて愛されるはずがない」と思ってしまう
- 「恋人が離れていくのではないかと常に不安」
- 「嫌われたくなくて、自分の意見を言えない」
- 「恋人がいないと、自分には価値がない気がする」
このように 自己肯定感が低いと、恋人に依存しすぎてしまう ことがあります。恋人からの愛情でしか自分の価値を感じられないため、常に「愛されているかどうか」を確認し続けたり、恋人の期待に応えようと無理をしてしまったりするのです。
- 自己肯定感が低いと、「都合のいい関係」になりやすい
- 「相手が冷たくしても、嫌われるのが怖くて我慢してしまう」
- 「自分よりも相手の幸せを優先しすぎてしまう」
- 「本当は別れた方がいいのに、依存してしまって離れられない」
自己肯定感が低いと、本来対等であるべき恋愛関係において一方的に尽くす側になりやすい という特徴があります。
恋愛依存を克服するためには、まず 「自分の価値は恋愛だけで決まるものではない」 ということを理解し自信をつけることが大切です。
人間関係が希薄な人
恋愛依存症の人は、恋人以外の人間関係が希薄であることが多いです。
- 友人や家族との関係があまり良くない
- 「親や兄弟と距離がある」
- 「昔からあまり友達がいなかった」
- 「悩みを相談できる人がほとんどいない」
- 恋愛以外に楽しめることが少ない
- 「趣味がなく、恋愛が唯一の楽しみ」
- 「仕事や学業に興味が持てない」
- 「自分の時間をどう使えばいいかわからない」
このような状態だと、恋人が 「自分の世界のすべて」 になってしまい個人に依存しやすくなります。健全な恋愛をするためには恋愛以外にも夢中になれること(趣味、仕事、交友関係など)を見つけることが大切 です。
4. 恋愛依存症を克服する方法

恋愛依存症を克服するためには、単に「恋愛をやめる」「距離を置く」といった表面的な対処ではなく、根本的な原因を理解し、自分自身と向き合うことが必要 です。
「どうすれば恋愛に振り回されず、自分らしく生きられるのか?」
「恋人がいてもいなくても、心が安定するにはどうすればいいのか?」
ここでは、恋愛依存症を克服するための5つの具体的な方法を詳しく解説します。
今日から実践できるものも多いのでぜひ一つずつ試してみてください。
自己肯定感を高めるためにできること
恋愛依存症の人の多くは、自己肯定感が低いことが特徴です。
そのためまず「自分は恋愛がなくても価値のある人間だ」と思えるようになることが重要です。
① 自分の長所を見つける習慣をつける
恋愛に依存していると、自分の価値を恋人や他人の評価で決めてしまいがちです。
しかし、本来の価値は「自分がどう思うか」によって決まる ものです。
- 毎日「今日できたこと」「自分の良いところ」を3つ書き出す
- 「他人と比べる」のではなく、「昨日の自分と比べる」意識を持つ
- 小さな成功体験(仕事や趣味など)を積み重ね、自信をつける
② 「恋愛以外の幸せ」を見つける
自己肯定感が低い人は恋愛以外に楽しみを見つけられないことが多いです。
そのため、恋愛以外の分野でも「楽しい」「やりがいがある」と思えるものを増やすことが大切 です。
- 新しい趣味を始める(スポーツ、読書、料理、アートなど)
- 仕事や資格取得に集中してみる
- 友人や家族との時間を増やす
こうした経験を積み重ねることで、「恋人がいなくても充実した人生を送れる」と実感できるようになります。
自分の時間を充実させる習慣をつくる
恋愛依存症の人は、恋人と一緒にいる時間が「当たり前」になりすぎていて一人で過ごすことに不安を感じることが多いです。そこで、意識的に「自分だけの時間」を作り楽しめるようになること が大切です。
① ひとり時間をポジティブに捉える
- 「ひとりでカフェに行く」「映画を見る」など、ひとり時間を楽しむ習慣をつける
- 「恋人と一緒にいない時間=寂しい時間」ではなく、「自分を成長させる時間」と考える
- 一人で旅行をしてみる(国内でもOK!)
② 恋人以外のコミュニティを持つ
- 友達と定期的に会う機会を作る
- 趣味のサークルや習い事に参加する
- SNSやオンラインのコミュニティで新しい交流を持つ
一人の時間を楽しめるようになると、恋愛だけに依存せず、心のバランスが取れるようになります。
友人や趣味の時間を大切にするメリット
恋愛依存症の人は、恋人との時間を最優先しすぎるあまり、友人や趣味の時間を犠牲にしがちです。
しかし、それでは恋愛がうまくいかなくなったときに、「自分には何も残らない」という状況になってしまいます。
① 友人関係を大切にすることで、恋愛に振り回されにくくなる
- 友人と会う機会を増やすことで、恋愛以外の時間が充実する
- 恋愛の悩みを相談できる相手がいると、気持ちが楽になる
- 交友関係が広がることで、恋愛に依存しなくても安心感を得られる
② 「好きなこと」をする時間を確保する
- 昔好きだった趣味を再開してみる
- 新しいことに挑戦する(習い事、運動、旅行など)
- 「恋人がいない時間=成長できる時間」と考える
恋愛以外の時間を充実させることで、「恋人がいなくても大丈夫」という自信が持てるようになり、依存を手放すことができる ようになります。
恋愛に過度な期待をしないための考え方
恋愛依存症の人は、「恋人がいればすべてが幸せになる」と思い込みがち ですが、実際には恋愛だけで人生が満たされるわけではありません。
そこで、恋愛に対する考え方を少しずつ変えていくことが大切です。
① 恋愛=「人生の一部」と捉える
- 恋愛は人生のすべてではなく、「楽しみの一つ」と考える
- 「恋人がいなくても、人生は楽しめる」と意識する
- 仕事や趣味、交友関係など、恋愛以外の要素にも目を向ける
② 「完璧な恋愛」を求めすぎない
- 「恋人にすべてを満たしてもらおう」と思わない
- 相手の欠点も受け入れ、過度な期待をしない
- 「恋人=絶対的な幸せの源」という考えを捨てる
こうした意識を持つことで、恋愛に対するプレッシャーや依存心が軽減され、より健康的な恋愛を楽しめるようになります。
専門家のカウンセリングを活用する
恋愛依存症が重度の場合は、自分一人で克服するのが難しいこともあります。
その場合は、専門家のカウンセリングを受けることも有効な手段 です。
- 心理カウンセラーや恋愛相談の専門家に話を聞いてもらう
- カウンセリングを活用して恋愛依存の根本原因を分析、乗り越える
- 恋愛依存の経験を持つ人が集まるコミュニティに参加する
専門家のアドバイスを受けることで、「自分では気づけなかった依存の原因」を明確にし具体的な対処法を学ぶことができるため、回復がスムーズになります。
今後のメッセージ
恋愛は素晴らしいものですが、「恋愛がすべて」になってしまうと、かえって自分を苦しめてしまうことがあります。
現状の恋愛に違和感を感じている人は、一度立ち止まって自分を大切にする時間を作ってみてはいかがでしょうか。
まずは「自己愛」「自分軸」を大切に磨いてみてください。
「この人と一緒にいると、もっと自分らしく輝ける」 と感じられる最高のパートナーに巡り会えることを心から応援しています。
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「自分を磨きながら婚活をしたい!」
「カウンセラーと二人三脚で自分らしい婚活がしたい。」
と言う方はご相談お待ちしております。